記憶の回復に重要なのは安心安全 解離性障害ー記憶喪失

解離性障害の治療において、大切なものが安心安全の確保です。この安心安全の確保というのは病院でドクターがよく言うことです。

なぜ安心安全が大切といわれるかというと、安心安全に記憶を思い出すからなのです。

ではその安心安全の時というのはどのような時なのでしょうか。

私たちの体験から安心安全を感じる時のことを記事にしていきます。

初めてごらんいただく方は解離性障害ってどんな病気?《多重人格と記憶喪失の真実》からご覧ください。

 

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解離性障害の安心安全な時とは

 

どのような時を安心安全と感じるのかですが、それは好きなことをしているときです。

好きなことをしているときとはいったいどのような状態を示すのかですが、そこには気持ちのリラックスが大きく関係しています。好きなことができるのはリラックスしている状態でなければなりません。リラックスができていない状態では好きなこともできないからです。

ではそこから記憶の回復につながるのはどのような時なのでしょうか?

 

解離性障害の記憶の回復につながる方法

 

旅行

 

その中の一つが旅行です。なぜ旅行なのかというと、旅行先でかつての記憶がある場所に触れて回るからです。

そしてこの旅行先なのですが、法則があるのです。

どうやら無意識に、過去の記憶に触れる場所を選びながら旅行していることに気づいたのです。

行く先すべてではありませんが無意識に選択しているのです。

どこに行こうかを選ぶときにここに行きたいという強い官女が働く場所があるのです。そこに行くと記憶に触れることで記憶が出始めるのです。ほかにも偶然言ったように思っていた旅行先の中に、何度も行きたくなる場所があるのです。そういった場所は記憶に触れるようで、引っ掛かりがあり、旅行中にかつての記憶がよみがえってくるのです。

この時に出てくる記憶、楽しかったことなどを共有できる人がいれば、しゃべりながら記憶を思い出してくるのです。これを解離が解けていくといいます。

 

楽しい経験をしているとき

 

楽しい経験というのは何も特別な体験をしている時ではありません。

どんな時なのかというと

料理をしていたり、面白い本を読んでいたり、テレビや映画などを見て笑っているときにも思い出すことが始まっていくのです。

こちらでも同じことが言えるのですがこのように楽しい経験、体験ができるのはリラックスができているときです。リラックスができていなければ、記憶が出てこないともいえるのです。本を読むことは特にわかりやすいと思いますが、気持ちがリラックスできていないときに読めるでしょうか?読むことはできないはずです。

そのため、このように好きなことをして過ごせる状態というのは、気持ちがリラックスしていることともいえるのです。

 

懐かしい人に会ったとき

 

私たち解離性障害の人に記憶はなくとも、他人にはちゃんと記憶があります。

私たちの周りの人は昔知っていた人も知らないように最初過ごしています。おそらく病気のことを知っていることからの気遣いなのだと思います。

最初はだれかがわからないのですが、二つの反応があります。

一つ目は懐かしさです。「あ、この人を知っている」という感覚と、「この人とは前にもこうやって・・・」という感覚です。

二つ目は特殊な感覚なのです。それは、頭の中で「ポン」「パーン」などといった、はじけるような音がしたり、映像が降りてくるような感覚で思い出しが始まるのです。

この時に、一人でいるのか、それとも共有できる人(例えば家族など)がいるのかどうかで、思い出していく速度が全く変わってくるのです。

なぜ記憶を共有できる人がいると早くなるのかですが、解離性障害の人には記憶がありません。そのため出てきているものが本当なのかどうなのか、とてもあやふやなのです。しかし共有できる人がいたのならば、その出てきているものに確信を持つことができます。するとあやふやでいるときの不安がなくなり、安心して記憶をつなげていけるようになっていくのです。これにより解離が解けていくのが早くなっていくのです。

 

記憶が戻ってくるときの脳への負担への対処

 

記憶が戻ってくるときに、本人に全く負担がないのではありません。その時にはそれなりの負担が来るのです。

一番負担が来るのは脳です。それは、懐かしく楽しい思い出であっても負担はあるのです。

いままで切り離すことにより忘れていたものがよみがえってくるのには大きなエネルギーも必要です。

この時にできる対処法が4つあります。

 

対処1 安定剤を使って脳の働きを抑える

 

私たちも病院から処方されているものの中に軽い安定剤があります。安定剤により脳の働きを弱めるのです。

しかしながら解離性障害は薬による治療はできません。

しかし、安定剤によって頭痛は軽減させられることもあります。いつも効果があるわけではありませんが、楽しかった記憶を思い出しているときの頭痛は割と抑えられやすいです。

 

対処2 脳に栄養を与える

 

記憶が戻ってくるときに脳には大きな負荷がかかります。

その時、脳にかかる負荷に対して栄養を与えてあげることで頭痛を楽にさせるのです。その栄養の取り方ですが、私たちがさまざまを試してみたところ、効果を感じられるものが3つありました。

玄米・プラチナミルクと甘酒・プラセントップの三つです・

玄米・プラチナミルクと甘酒は完全に食品です。プラセントップは豚のプラセンタ(胎盤エキス)で作られたサプリメントです。

これら3つは、今のところ試してみて効果があったものです。

 

 

対処3 睡眠

 

睡眠は脳の疲労を取るのには必ず必要です。

こちらはナショナルジオグラフィックに睡眠研究家の三島和夫氏が記した文です。

 脳内の細胞には大きく分けて神経細胞とそれ以外の細胞(グリア細胞)の2種類がある。グリア細胞は神経細胞の栄養補給や脳のバリア機構などさまざまな役割を担っている。脳は神経細胞とその隙間を埋めるグリア細胞、血管などでみっちりと埋め尽くされている。細胞間の隙間が狭いため体液(脳脊髄液)の流れも緩慢で、老廃物を押し流すには不十分と考えられていた。ところが驚くべきことに、睡眠中にグリア細胞が縮むことで神経細胞の周囲に「大きな隙間」を作り出していることが分かった。
グリア細胞は神経細胞の間を埋めるだけではなく、ある種の突起を延ばして脳内の動脈の周囲を包み込み、血管の外側に狭い隙間を作る。脳脊髄液はこの隙間を伝って脳の細部に入り込み、神経細胞の周囲にリンパ液として滲み出す。先に書いたように睡眠中に神経細胞の周囲の空間が拡がる結果、神経細胞を洗い流すリンパ流は大幅に増加し、昼間よりも効率よく老廃物を回収できるようになる。老廃物を含んだリンパ液は今度は静脈に沿って脳外へと運び出される。

NATIONAL GIOGRAPHIC ホームページ 睡眠の都市伝説を斬る より引用

 

このことからわかるように、睡眠は脳の疲労を除去するために必要不可欠なのである。睡眠によって脳内の老廃物を流し去っていくのです。

睡眠はどんな人にも大切なことなのですが、解離性障害のひとの記憶が戻ってくるときの脳の疲労はとても大きなもので、睡眠がものすごく必要になります。

私たちは、対処2であげた栄養補給を見つける前は、長い期間起き上がることができずに眠っていることもありました。それほど睡眠を必要とするほどに、脳の疲労が大きなものになるのです。

 

仕事(活動)量を減らす

 

これほどに脳が疲労をするために、どうしても同じだけの活動をすることは困難になってしまいます。

そのために可能であるならば1日、もしくは半日休暇などをもらい、休息をしっかりととる必要があります。

 

まとめ

 

記憶がもどってくるために重要な安心安全とは、リラックスできる状況下であることである。さらに、記憶の回復には周囲の人の協力を得られれば早くなり、治療にも大きな影響を及ぼす。

記憶の回復中は、脳に大きな疲労を及ぼすためしっかりとした休息が必要である。

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