記憶がなくなるー気が付いたら日付が飛んでいるわからない期間

私は解離性障害かいりせいしょうがいという 病気です。

この病気の大きな特徴的な症状は、多重人格、そして記憶喪失です。

解離性障害という病気を初めて聞いたよという方はこちらから解離性障害についてをご覧ください。

二つの特徴的症状のうちの記憶喪失についてですが、平たく言えば記憶がなくなるということです。

記憶がなくなるというのは、過去におけるすべての記憶がなくなる場合も言いますが、部分的に記憶がなくなる場合も記憶喪失と言います。

記憶がなくなる生活、おそらく想像するのは難しいかと思います。

そこで今回の記事では、記憶がなくなる生活というものがどのようなものかを解説していきます。

 

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記憶がなくなる生活

 

解離性障害の解離とは、切り離すことです。

切り離すものは、感覚や意識も切り離してしまうのですが、出来事、つまり記憶も切り離してしまいます。

さらに、解離性同一性障害(DID)においてはその特徴である多重人格のために記憶が連続しません。

これではイメージがつきにくいでしょうから、例をあげてみましょう。

あなたは先週1週間過ごした記憶はつながっていますか?

月曜から日曜まで、すべてを過ごしていますか?

通常の場合、記憶はつながっており1週間の日をすべて過ごしておられるでしょう。

しかし解離性障害によって記憶のなくなる人は、同じように過ごせていません。

月曜日過ごして解離、もしくは多重人格によって人格が交代してしまったとします。

その状態で火曜日から木曜日まですごし、金曜日に解離が解け元に戻ったとします。

その場合その人は月曜日から先をまだ過ごせていないので火曜日と勘違いしてしまうという現象が起きるのです。

つまり、過ごしたはずの火曜日から木曜日までは解離していたためになかったものと同じになるのです。

これが、記憶がなくなる記憶が連続していないということなのです。

それにより、解離性障害の人は日付が飛びながら生活していることがあります。

1年間365日ありますが、実際に意識をもって過ごせている時間はすべてではありません。

[box01 title="実際の体験"]この症状により、解離性障害の人には自分の年齢に実感を持てない人が多くいます。自分が何歳なのかわからなかったり、年齢を見てもそんなに生きた実感がなかったりします。実際に私自身、実年齢を自分の年齢と感じることはできません。
[/box01]

 

本人に記憶がなくなっている自覚はない

記憶がなくなっていることについて解離性障害の人には自覚はありません。

[chat face="man1" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]記憶がなくなる生活を送っていても気づかないの?[/chat] [chat face="ma[chat face="IMG_0430-e1561468812545.jpg" name="黒いちご" align="right" border="gray" bg="gray" style="maru"]気づかないのではなく、気づけないのです。[/chat]

記憶がなくなる生活をしていても記憶がなくなることに本人は気づけません。

これには解離性障害という病気の特徴が関係しています。

解離していたために月曜の後、金曜まで飛んでおり、その間の記憶がなかったとします。

その場合、火曜から木曜までのことを忘れているのですが、忘れていてわからないというようには感じません。

解離性障害の場合、「わからない期間があるけどまあいいや」のようになるのです。

つまり、解離してわからなかい期間があるということを解離させるのです。

記憶がないことを解離させることで、何もなく普通に過ごしていたようにしてしまうのです。

そのために、解離性障害の人は自分が記憶がなくなる病気であることを気づかないのです。

[box01 title="実際の体験"]私自身、記憶のないことがあっても記憶がないととらえることはありませんでした。実際の例としてわかりやすい体験を出すと、朝起きると机に買った覚えのないジュースがありました。しかし私が思ったのは「こんなの買ったっけ?まあいいか」というようなことです。買った覚えがない、そんな記憶はないというようなことにはならないのです。これがジュースではなくもっと違うものである場合もあります。その場合においても同じことを感じます。[/box01]

他者からなら、記憶がなくなることは気づける

 

先ほど書いたように本人は記憶がなくなることを気づけませんが、周囲の人であれば気づけます。

これが解離性障害である可能性に気づく一番のきっかけになります。

周囲の人は覚えていることを、覚えていなかった。

その場合、その人はその記憶がなくなっている状態の可能性があります。

本人は記憶がなくなるのですが、周囲の人がなくなるわけではありません。

それがその人だけ明らかになかった場合は嫌でも周囲の人はおかしいと感じることができます。

 

記憶がなくなることに周囲が気づいたらすること

このようにして周囲の人が記憶がなくなることに気づいたら、どんな理由でもいいので、一度病院へ受診することを勧めます。

解離性障害になる原因には大きなストレスが関係しています。

大きなストレスとは命の危険を感じるほどのストレスでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症してしまうほどのものです。

解離性障害の原因についての記事はこちらです。

解離性障害によって記憶がなくなるということはそれだけのストレスを感じている、それだけの出来事があったということです。

そのことを考えても、確実に病院へ連れて行ってあげてほしいのです。

さらに、解離という症状自体、ひどくなっていけばそれだけ治療が困難になっていきます。

そのために、早めの受診をおすすめします。

記憶がなくなるというのはやはり大変なことであり、それを悪いように利用する人もいます。

本人ではなかなか気づくことができません。

そのため周囲の人が気づいたときは精神科やクリニックへの受診をおすすめします。

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