多重人格の人格交代するとき頭痛は起きる?解離性同一性障害の実態。

多重人格と言うのは解離性同一性障害という病気の症状のことです。

多重人格と聞くと、たくさんの人が思い浮かべるのは創作作品、ドラマや漫画などでしょう。

多重人格を扱うドラマや漫画を見たことのある方は、一度はこんなシーンを見たことがあるのではないでしょうか?

「人格が交代するときに激しい頭痛を訴える」こんなシーン見たことありませんか?

実際に多重人格の人は、人格が変わるときに頭痛がするのか、気になりませんか?

実は多重人格の人が人格が変わる際には頭痛はしません。

この記事では多重人格と頭痛について紹介していきます。

解離性障害の患者である私の実際の体験談を踏まえながら紹介していきますよ。

多重人格の人格交代するときに頭痛はしない!

まずはっきり申し上げます。

多重人格の人、つまり解離性同一性障害の患者は人格が交代するときに頭痛はしません。

よくドラマや創作作品では頭痛がしたのちに別の人格へと交代しているシーンがありますね。

しかし、あれはあくまでドラマの世界です。

実際には、人格が交代するとき頭痛も何もほとんどありません。

もし、ドラマで実際の多重人格の人格交代の様にやろうとすると、よくわからないシーンになるでしょう。

ドラマで人格交代の時に頭痛がしているのは、そのほうがドラマティックであり、見ている人が人格が交代したんだとわかりやすいからです。

つまり人格交代の時の頭痛は作り物だということです。

では、多重人格と言われる解離性同一性障害の患者は頭痛を感じることはないのか?

解離性同一性障害の症状の中に頭痛は、あります。

先ほども説明したように解離性同一性障害の患者は、人格が交代するときには頭痛が起こりません

実は別な時に頭痛が起こっているのです。

それはいったいどのような時なのでしょうか?

ここからは、どのような時に頭痛を感じているのかを解説していきます。

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多重人格の人が頭痛を感じるのは主に「記憶や感情」が出てくるとき

多重人格の人が頭痛を感じるのは人格が変わるときではなく、感情や記憶が出てくるときに頭痛の症状が出てきます

感情や記憶が出てくるというのはどういうことなのか。

実は感情や記憶は多重人格の人格ごとに格納され、しまわれています

多重人格ですからその名のごとく人格は複数存在します。

記憶や感情が出てくるというのは、複数に分かれた人格ごとに記憶や感情がバラバラに分かれてしまっているために起こるのです。

バラバラに分かれた記憶や感情は、ずっとそのままではありません。

徐々に記憶や感情、人格はつながるようになってきます。

記憶や感情がつながることを「記憶や感情が出てくる」というのですが、この時に頭痛が起こります。

なぜ記憶や感情が出てくるときに頭痛を感じるのか、これについて解説していきます。

頭痛がするのは多重人格になる原因も関わっている

記憶や感情が出てくることは、多重人格の人には大きな負担にもなります。

それは多重人格になる原因が関わっていると言えます。

多重人格になるのは、原因があり、何も原因がなしには多重人格にはなりません。

多重人格になる原因にはPTSDを発症するほどの強大なストレスがあります。

どのような原因があるのか一部あげてみると

  • DV
  • 暴行(性的なものも含む)
  • テロ
  • 自然災害
  • イジメ

これらが多重人格になる原因となります。

しかし、これらの記憶やその時の感情を持ったままでは生きていくことが困難になる場合があります。

その為に、記憶や感情を分けることで命を失わないようにしようとするのです。

この記憶や感情を分ける時に、人格も複数に分かれます。

これが多重人格の原因なのです。

このようにして別れた記憶や感情が出てくるということは、自分にとってものすごい大きなストレスの原因についても少しずつ出てくるということです。

これが大きな負担となるために、頭痛という症状が現れるのです。

多重人格は頭の疲労が激しくそれにより頭痛もする

多重人格の特徴として、頭(脳)の疲労がものすごく大きいです。

これは人格が複数に分かれてしまっているために起こるのですが、脳の使い方が特殊です。

人格が分かれているためなのか、頭がバラバラに動きます。

この状態を簡単な例をあげて説明しましょう。

頭がバラバラに動く例
食事に誘われました。
この時に、人格Aは食事に行きたいです。
しかし人格Bは行きたくありません。
この時点ですでに行きたいという人格と、行きたくないという人格が存在します。

このように、多重人格だと、一つの物事に対しての答えは一つではなく複数が同時に出てきてしまいます。

そのため、頭はバラバラに複数同時に稼働することになります。

これにより、頭は通常以上に大きな疲労を感じることになってしまうのです。

このように頭が大きな疲労を感じると頭痛がしてきます。

ひどいときには他に何も手がつかないほどの頭痛が起きる場合があります。

多重人格による頭痛への対処法

先ほど説明したように多重人格(解離性同一性障害)では、症状として頭痛があります。

この頭痛には患者である私自身、対処法は一つしかないと思っていました。

しかし、いろいろと試していると、多重人格による頭痛にはいくつか対処法があることがわかりました。

対処法として有効なのは

  • 安定剤の服薬
  • マインドフルネスの活用
  • 神田橋処方
  • 栄養の補給

これら4つの方法です。

それでは順番に説明していきましょう。

安定剤の服薬

頭痛への対処法の一つが安定剤の服薬です、

解離性同一性障害には、直接的な治療薬はありません。

しかし病院からよく処方されるのが安定剤です。

安定剤は治療薬としてではなく、症状が出たときの対処法として処方されています。

症状というのは頭痛のみではありませんが、頭痛にも有効です。

担当のドクターに聞いてみたところ、脳の働きを安定剤により抑えることで症状を緩和させるということでした。

実際に安定剤で頭痛が治まるのかと言われると、必ずしも治まるとは言えません。

頭痛がひどいときにははっきり言って全く効果を示しません。

ですが、全く効果がないわけではないので、これも一つの対処法としては有効です。

マインドフルネスの活用

なぜ頭痛にマインドフルネスを活用することが対処法になるのか、疑問に持たれる方が多いでしょう。

これまでに頭痛は記憶や感情が出てくるときに起こることは説明しました。

出てくる記憶にはもちろんいいこともありますが、逆の記憶もたくさんあります。

さらに多重人格になる原因はPTSDを発症するほどのストレスを伴う出来事が原因です。

その原因となる出来事についても徐々に記憶が出てくるのですが、とても自分に合った出来事とは信じられないようなこともあります。

その場合にどうしても、出てくる記憶を否定してしまいます。

すると、頭痛を含め、症状がものすごくひどくなります。

逆に受け入れてしまうことができれば、大きな負担があることは変わりませんがものすごくひどくはなりません。

このありのまま受け止めるということがマインドフルネスなのです。

そのため、マインドフルネスが頭痛に対して有効になるのです。

神田橋処方

神田橋処方というのは2つの漢方薬の組み合わせの処方です。

  • 桂枝加芍薬湯けいしかしゃくやくとう
  • 四物湯しもつとう

この2つの漢方薬の組み合わせのことを神田橋処方と言います。

担当ドクターによると、この処方はフラッシュバックの症状を軽減させるのに有効ということです。

フラッシュバックというのは、過去のトラウマの出来事が現在起こっているかのように感じてしまう症状です。

つまりフラッシュバックが起きているときにも頭痛という症状が起こります。

その為、フラッシュバックの症状を軽減させる神田橋処方が間接的に、頭痛をやわらげることにもつながるのです。

実際に服薬してみると、症状の出方は全く違いました。

栄養の補給

栄養の補給が頭痛の対処法として有効なのは病院からの指導ではありません。

これは実際に試してみた結果です。

そのため、この方法が必ず効くかはわかりません。

多重人格(解離性同一性障害)の人の頭痛には、頭の疲労による頭痛があることをこれまでに書きました。

そこで私は栄養を補給することで疲労が軽減されれば頭痛も減るのではないかと仮定し、試してみました。

様々なものを試したのですが、特に有効だったものが3つあります。

  • プラセントップ
  • 大人のミルク
  • 玄米

この3つが頭痛を軽減させるのに特に有効でした。

中でもプラセントップはプラセンタを使用している第二医薬品なのですが、即効性を最も感じることができました。

さらに大人のミルクもこれに次いで、即効性を感じるとともに、一日の頭痛の感じ方を変えてくれました。

これら3つについては、それぞれについても記事にしています。

まとめ

多重人格解離性同一性障害という病気です。

人格が変わる際には、ドラマのような頭痛は起こりません。

実際に頭痛が起こるのは次の2つの場合です。

  • 記憶や感情が出てくるとき
  • 頭の疲労が大きくなったとき

そして、この頭痛には4つの対処法があります。

  • 安定剤の服用
  • マインドフルネス
  • 神田橋処方
  • 栄養の補給

多重人格と呼ばれる解離性同一性障害はまだまだ世間一般でも正しく知られていない病気です。

少なくないこの病気で悩みや苦しさを抱える患者さん、そのご家族や周囲の人に少しでも知っていただけたらと思います。

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