解離性同一性障害の症状は多重人格だけではない〈独特で様々な特徴〉

解離性障害かいりせいしょうがいという病気を皆さんご存知ですか?

運営者の黒いちごと白いちごはこの解離性障害という病気です。

解離性障害についてはこちら

この中で多重人格を主とする症状を持つものを解離性同一性障害と言います。

しかしこの解離性同一性障害の症状は多重人格だけではありません。

解離性障害、解離性同一性障害という言葉は少しずつ知られては来ていますが、広くは知られていません。

病名は少しずつは知られてきていますが、症状についてはまだまだ知られていません。

この記事では、あまり知られていない解離性同一性障害の特徴的症状を解説していきます。

解離性同一性障害の身体に起こる症状

解離性同一性障害に起きる症状には様々あります。

まず最初にその中の症状から身体に起きる症状を解説していきます。

目に起こる症状

解離性障害及び解離性同一性障害の人は目に症状が出ます。

目に起きる症状とは異常な目の動きです。

目の動きのことを、眼球運動と言います。

眼球(黒目の部分)が通常では考えられない動きをするのです。

解離性同一性障害の人は脳が特殊な動き方をします。

そこには人格が複数存在してしまっていることが関係していると思われるのですが、脳がバラバラに動きます

人格が複数でバラバラに意思を発するからではないかと考えられ、両目が変な動きをするのです。

眼振という目が揺れる症状に似たものですが、両方の目が不規則にぐるぐる回るのです。

この動きはやろうとして人がわざとには動かせません。

日常的に異常な眼球運動が起こってはいません。

しかし、解離しているときやフラッシュバックが起きているときにこの異常な眼球運動が起こります。

この異常な眼球運動が原因として、めまいや吐き気を感じます。

目の動きがひどい状態の場合には、めまいがひどく、歩くことさえも困難になる場合があります。

頭痛

頭痛と言いましても通常の頭痛とは違います。

頭痛薬は全く効果がありません。

この時起こる頭痛はフラッシュバックや記憶が出てこようとするときに起こります

歯のしみるような強烈な痛みを感じさせる頭痛です。

普段動いていなかった脳の部位を無理やりに動かそうとするような感覚で、ものすごく頭が痛みます。

神経伝達が影響しているのか、安定剤によって若干の痛みの改善がされる場合もあります。

しかし症状がひどいときに薬は何も効きません。

フラッシュバックの作用を軽減させるのに、漢方薬の組み合わせで「神田橋処方」というものがあります。

これにより、フラッシュバックによる症状がかなり軽減されます。

しかし症状がなくなるわけではありません。

脱力

脱力と聞いてイメージがわくでしょうか?

こちらは読んで字のごとくなのですが、力が入らなくなります。

その脱力の結果、転倒などが起こってしまう場合もあります。

脱力した際に意識はあります。

しかし、体の感覚がなくなるような状態になります。

精神的な意識と体の意識がつながらなくなってしまうのです。

脳から指令を出して体を動かすのが通常の働きなのですが、脳が指令を出しても体にたどり着いていないような状態になってしまうのです。

スポンサーリンク

解離性同一性障害の症状ー離人感(無感情)

解離性同一性障害の代表的な症状の一つに離人感というものがあります。

離人症について、元住吉こころみクリニックの先生はこのように述べられております。

離人症とは、実際の体験と感覚・感情・思考・行動などといったことがバラバラになり、自己が分離して感じられることです。「感情がわからない」「自分がよそよそしく感じる」「外から自分をみているようだ」といった症状がみられます。

医者と学ぶ心と体のサプリ ホームページより引用

このように離人感というは自分の出来事を自分の出来事としてとらえにくくなってしまいます。

つまり一種の解離状態なのです。

解離性同一性障害において、この離人感というのはとても大きく、感情がうまく働かなくなってしまうのです。

解離性の記憶喪失の原因のページで書きましたように、解離性同一性障害となる大きな原因の中にPTSDがあります。

例えば犯罪の被害にあったとして、それを自分の出来事ではないと解離させてしまうのです。

このことから解離というものが、自分の出来事を自分の出来事として認識できなくなるものだということがよくわかると思います。

そして同時に感情をも切り離してしまうため、無感情ということばを使いました。

これも、自己防衛のための解離なのです。

解離性同一性障害の症状ー多重人格

最初にも書きましたように。解離性同一性障害の特徴は多重人格です。

多重人格と言われるのですから、もちろん複数の人格が存在しています。

人格が複数いるということは、それぞれに好みなども違います。

性格から何もかもが違うこともあります。

この多重人格はただ人格が複数いるというだけが症状ではありません。

これをきっかけとしての症状があるのです。

別人格の名前に現れる特徴的症状

多重人格は性格や好みに違いがあるだけではありません。

別人格の名前に特徴があります。

解離性同一性障害の人は、別の人格に自分で名前を付けることは絶対にできません。

なぜならば解離性同一性障害の人は別人格の存在を認識できないからです。

そして別人格には必ずしも名前があるわけではありません

名前を持っていない人、名前がわからない人もいます。

名前はもともとの本人と変わらないことも多々あります。

解離性同一性障害の人格とは本人を守るために別れてしまい、存在しているということです。

それによりもともとの本人と名前が同じであったり、名前すらない人がいるのです。

人格交代による時間の把握の困難

解離性障害の人は時間の把握が大変に難しいです。

解離性障害の症状 日付が飛ぶわからない期間でも説明しましたが、時間が連続で流れていません。

解離性同一性障害の複数いる人格は、人格の交代が起こっている場合に、記憶はつながっていません。

例えば、人格Aから人格Bに3日間交代していたとします。

この期間の記憶がつながっていない人格Aは戻った時、人格Aにとては3日前から進んでいないのです。

これは一例ですが、人格の交代によって記憶は連続しません。

そのため、日付が飛んだり時間が飛ぶという現象が起こるのです。

そして、この記憶が連続しておらずに時間が飛ぶことから解離性同一性障害の人は時間の把握が難しいのです。

解離性同一性障害の独特の症状

解離性同一性障害の症状の中にはとても独特な症状があります。

多重人格や記憶がつながっていないことももちろん独特な症状ではあります。

しかし、これら多重人格や記憶喪失は詳しく知られていなくても有名なものです。

ここからはそれとは違う、解離性同一性障害の中でもあまり知られていないが独特な症状を解説していきます。

独特な症状1-空間把握

解離性同一性障害の人の空間の把握の仕方はかなり特殊です。

解離という症状は、自らの感覚や意識を切り離すものです。

自分の意識を切り離してしまうせいなのか空間を立体的にとらえやすくなるのです。

平面としてとらえておらず、2Dマップではなく、まるで3Dマップを見ているかのように見えているのです。

解離することで意識を普段から切り離してしまうためなのか、多角的に空間をとらえるのです。

独特な症状2-光に対しての反応

実は私も相方もイルミネーションが好きなのですが、普通にみることができません。

直視できないのです。

光の中でも特に点滅するものに対して頭(脳)が反応をするようなのです。

直視してイルミネーションを見ると頭がクランクランとしてくるなど、まともに立っていることすら難しくなります。

ここで一つ例をあげて紹介します。

みなさんポケモン(ポケットモンスター)をご存知でしょうか?その中にポリゴンというポケモンがいますが、そのポリゴンがアニメに出た放送回、多数の人がめまいや吐き気、てんかん発作を起こし、病院送りになった事件があります。その放送では、多数の光の点滅があるシーンが多くありました。

この例と同じような反応をもっと簡単に起こしやすくなっているのが解離性同一性障害の症状の一つなのです。

独特な症状3-音に対する反応

解離性同一性障害の患者さんは音に対してとても敏感に反応をします。

それは原因となっているPTSDが関係しているのかもしれません。

それほど大きくない音に対しても過敏に反応をしてしまったり、大きな音を恐怖としてとらえることも少なくありません。

解離性同一性障害の症状〈まとめ〉

これら解離性同一性障害に見られる症状は独特なものになります。

解離性同一性障害で最も代表的な多重人格一つをとってもほかの病気では見ることがない独特なものです。

解離性障害及び、解離性同一性障害はまだまだ広く認知されていません。

そのために症状どんな症状があるのかは知られていないことがたくさんあります。

ドラマやマンガに出てくる多重人格と実際の症状は全然違い、ドラマなどでイメージされてしまうと誤解がより多くなってしまいます。

スポンサーリンク

黒いちごのTwitterはこちら

おすすめの記事